The NOTE

Daily thinking memorandums about business.

認識しにくい指標は測れるか

広告業界では認知や態度変容という言葉がよく出てくる。平たく言えば、知られたり、買うつもりのなかった人が買いたくなったりということなんだと思うが、他の指標に比べて計測が難しいし、逆になんとでも報告できてしまう。
一つの理由として、自分自身の体験として認識しにくいからではないかと思う。クリックや閲覧、購入は意識的に行うものなのでマーケ担当自身も認識できる。しかし自分がAという商品を認知した、という事実や、今自分は態度変容した!という瞬間を認識するだろうか。

心理学に近いような話をあえて評価指標として取り入れるならば、継続的に利用可能な定義を明確にしなければ、キャンペーンのたびに意味合いが変わったり、担当が変わるたびに評価が変わったりややこしくなるので注意したい。