The NOTE

Daily thinking memorandums about business.

2015-04-01から1ヶ月間の記事一覧

要件定義やマニュアルの難しさ

要件定義やマニュアルというのは、基本的には他人が読むためのものである。従って、それを読んだ人がこちらの意図を理解し、想定通りの行動をとってもらわなければならない。しかし、冗長に丁寧にすべて網羅的に書けばよいというものではない。物事には重要…

とにかく進める

プロジェクトがなかなか進まない理由はたくさんあるが、他人の行動が遅いことが理由でも、自分で解決できることも多い。他人の行動が遅い理由として、優先度が低い場合がある。これは締め切りを設けたり、日々進捗を確認したり、上司の力を借りることで解決…

事業は成長しているのか

事業成長はいろいろな指標で測ることができる。一番メジャーなのは、利益と売上。それだけの対価が支払われていてかつ利益が出ていれば、その事業は成長していると考えられる。しかし売上は価格を上げれば増えるし、利益もリストラやコスト削減で一時的に最…

計算だけではわからない行動を研究する

不正が起きやすい状況、起きにくい状況。行動経済学は単なる数字による比較ではなく非常に人間っぽいことを研究しているので腹落ち感が結構ある。 教育テレビでスーパープレゼンテーションをやってますが、TEDのサイトでも日本語字幕のものがあるので、見だ…

ビジョンを持って長く成長するベンチャー

ベンチャーは黒字で生き残るのが大事ですね。出資を受けては溶かし、出資を受けては溶かしでは事業も続かないし、出資を受けたことがニュースになるのはあまり好きではないのですが、こういう形で資金調達をしている話はすごく好感がもてます。 スタートアッ…

短期成果と自動化しかやり方はないのか

短期的な結果を求める場合、例えば展示会出展してそこから何件商談になったかを求められると、ブースに来てくれた人に対してすぐにクロージングをしようとする。するとちょっと興味があって立ち寄った人や、明らかにターゲットだがノベルティだけもらいにき…

肩書きがあったりなかったり

自分も昔はそうだったが、肩書きで一喜一憂してたことがある。また会った相手の肩書でなんとなく能力を判断したりしてた時もあった。そして自分が取締役だと会う人の態度が変わったりすることもあった。マネジメント側になって、逆に少し昇格させるだけで部…

コンテンツマーケティングはコンテンツを作ることがゴールではない

コンテンツマーケティングはだいぶ普及しつつあるが、このリサーチでは4割がウェブ流入の増加を実感しているという。まぁそれはそうだろう。コンテンツを作ったのに誰にも見られず流入もないのであれば何の意味もない。 また課題としてコンテンツを作った後…

エンジニア素質の見分け方

勉強会で友人と話している時に、エンジニアを雇うときにどのようなことに気をつけるべきかという話になった。私も多少はプログラミングをやっていたので興味があることではあったが、「何言ってるかわかる人」というシンプルな答えが出てきた。 彼曰く、プロ…

医療メディアが増えている

最近医療メディアが増えてきている気がするのでちょっと調べてみた。 比較的前からあるのは新聞社系のサイト。ヨミドクター(http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/)やアピタル(http://apital.asahi.com/)などである。これらはニュースを中心に医師コラムなど…

キュレーションで情報流通はどう変わるのか

キュレーションメディアが結構はやっている。一時期パクリサイトだと批判された時期もあったし、ITmediaがやっていたONE TOPIが終了したりしたものの、また復活の兆しがきている。 キュレーション自体は比較的フローであることが多いため、ソーシャルメディ…

機械学習は深いがまだハードルもありそう

機械学習に関する勉強会に参加した。内容はその講演者の企業紹介がほとんどで技術的な解説はあまりなかったが、それでも得るものはあった。 まず1つは機械学習によって作られた人工知能は何にでも適用可能で全体をつかさどるためのものだと思っていたが、個…

見込度は重要だが営業には自由度も必要

獲得した見込客をどのように営業に渡しているのかについて聞いたところ、『ランク・優先順位を付け、「見込度の高い顧客のみ」提供』をしているとした回答 者は全体の18%で、営業に「見込度の高い顧客のみ」に絞って渡しているのは全体の2割にも満たないこと…

全力でやるのは大前提

ベンチャーは会社のビジョンを信じて全員で突き進むということがいかに重要か、あるいは大前提かということを再認識。社長が自らの決断で起業し何かを成し遂げたいわけで、それを実現するために優秀な人材が集結する。そこには大企業病のようなスピードはあ…

顧客志向で危機を乗り切る

久しぶりに名著に出会った気がします。インターネット黎明期にネットベンチャーに入社、起業という流れからさまざまな苦闘をした著者の主に失敗談にフォーカスした本でした。 1つ印象に残ったのは、超大口顧客が離反しかけたときにとにかくその相手がほしい…

企業文化は強制できるか

みんなで助け合う、切磋琢磨、アットホーム、褒めあう、顧客第一など企業文化やクレドのような形で社員がとる行動が明文化されている会社は多い。人数が少ないベンチャーにおいてはあまりそういうことをしなくても、1つのビジョンに向けて全員で進んでいくよ…

認識しにくい指標は測れるか

広告業界では認知や態度変容という言葉がよく出てくる。平たく言えば、知られたり、買うつもりのなかった人が買いたくなったりということなんだと思うが、他の指標に比べて計測が難しいし、逆になんとでも報告できてしまう。一つの理由として、自分自身の体…

そろそろマーケティング活動=販売ゴールを変える時

同氏は顧客との対話および関係構築に焦点を当てたマーケティングの重要性を強調。それを象徴する考えが「エンゲージメントマーケティング」だ。 エンゲージメントマーケティングはあんまり目新しさを感じないが、物を売るためだったマーケティング活動が少し…

新しい価値観は生まれるか

100分で名著ブッダの第三回で紹介されたお布施と修行のモデル、現代でも使われているという。修行僧は自らお金を稼ぐものではないので、生活のためにお布施をもらうことになる。そしてその対価として修行による立派な生き様を見せて、見る人の果報とする。今…

Watsonはみんな気になるらしい

Watsonの話でも聞きにいこうかと登録してみたが、聞きたい講演は軒並み満席。やっぱりみんな気になってるんだね。実際にはまだまだ実例が出てきてない段階だと思うので、どうすれば実際のサービスや業務に活用できるのかわかればいいなと思います。 IBM XCIT…

人事と事業の関係

人事戦略、組織戦略によって業績がガラっと変わった例をあまり知らない(というか2年やそこらで転職してるからだけど)のだけど、事業責任者を何回かやっている身としてはこういった人の話がどう業績に反映されるのか興味が出てきている。 今までは自分の部…

今年もBtoBマーケティング元年

シャノンでは、BtoBマーケティング元年において飛躍されるお客様のニーズに応えられるようサービスの向上をはかるとともに、企業のマーケティングに役立つ情報提供を引き続き行ってまいります。 株式会社シャノン、国内BtoBマーケティング調査結果発表~【マ…

人工知能はサービスを提供するか

インターネットと人工知能の本格的な導入によって、生産・供給システムの自動化、効率化を革命的に高めようとする試みだ。 工業の分野ではこの第4の産業革命が話題になっていますが、同じようにサービスでもこのような革命が起こってきている感じがします。 …

ツール選びもできないのはまずい

顧客のパートナーとしてソリューションを提案するマーケティング事業者は、どんなツールがあるか分からない/その契約・購入手段を知らない=だから諦めていた/提案できなかったといった課題のほかに、大量に存在するツールを個別に調査し、個々に購入する…

プラットフォームと周辺市場

プラットフォームに依存したビジネスを展開しているとこういう動きに気をつけなければいけない。それでも依存しながらも提供価値そのものが高ければなんとかなるかもしれないが、他のプラットフォームを使って右から左のようなビジネスは強くないので、中長…

なぜ本を買うのか

いかにも分析データのソリューションとして使えそうな感じではあるが、これこそFBやTwitterのデータと連携して、単なる年齢性別ではなくどんな感情を持つ人がどう感じたのかというような情緒的なデータと相性がいいように感じる。 書評やFacebook等での知り…

人間の言動データはどこまで分析に値するか

ビッグデータ分析会社データシフト(DataSift)を通じ、Facebook上で交わされる会話から、「トピックデータ」と呼ばれる企業や商品への関 心などを探る。例えば「湿度が高い日に、髪型がまとまらないことを嘆くFacebook利用者は、どんな層か」といったものだ…

ネット広告はどこへ行く

こういう話を読んでいると、代理店が媒体一覧を持って提案しにきてた頃が懐かしい。けどほんの数年前だったりする。 その後アドネットワークが出てきて、クリエイティブ最適化、自動ABテスト、RTB・・・とテクノロジー寄りになってきたのかな。 野球好きな人…

数値管理による弊害

業務オペレーションのポイントは、それぞれのオペレーションから人間の判断を取り除くことではなく、オペレーションを行う人間の判断力を工場させることにある 徹底した数値管理によって目標を定義された場合、スタッフはそれ以外のことを行う余地を与えられ…

メールマーケティングはまだまだ健在の様子

新しい年度が始まる企業様も多いこの時期、 今年度のメールマーケティングをどうしていこうか…と悩まれている方も多いのではないでしょうか。 LINEに代表されるメッセージングプラットフォームの登場で、emailの立場がなんともいえない感じですが、まだまだ…