The NOTE

Daily thinking memorandums about business.

顧客志向で危機を乗り切る

久しぶりに名著に出会った気がします。インターネット黎明期にネットベンチャーに入社、起業という流れからさまざまな苦闘をした著者の主に失敗談にフォーカスした本でした。

1つ印象に残ったのは、超大口顧客が離反しかけたときにとにかくその相手がほしいものを探り、なんとしても提供するというエピソード。顧客志向そのものによって危機を乗り切っている印象でした。テクノロジー企業はどちらかというとビジョン先行でその新しい概念をどうやって浸透させるかという感じの経営かと思っていましたが、顧客のライトパーソンが欲しがっているものを察して、なんとしても提供するという姿勢は意外なものでした。

結局正直とか誠実とか、そういうことが危機を乗り越えるには重要なんでしょうね。

 

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