The NOTE

Daily thinking memorandums about business.

機械学習は深いがまだハードルもありそう

機械学習に関する勉強会に参加した。内容はその講演者の企業紹介がほとんどで技術的な解説はあまりなかったが、それでも得るものはあった。

まず1つは機械学習によって作られた人工知能は何にでも適用可能で全体をつかさどるためのものだと思っていたが、個人ごとにその人をよくあらわす人工知能を作っていくという方向もあると改めて感じたこと。そしてそれ自体が有名人のものだったりすれば売れる可能性があるということ。亡くなった人を再現するような例がそれにあたる。

もう1つは講演者との会話で浮かんだのだが、人工知能は学習するということにおいて限界がある。その人工知能の中身が変わるのは何か学習があったときであり、何も学習がなければ知能も変化しない。人間は気分や天気、その日あったすべてのことが脳に刺激を与えて何かが変化するが、目的を絞った人工知能の場合はそのような関係ないものを学習させることは考慮されていない。

人間の1つの側面を機械学習人工知能化することはそこまで難しくないが、複数の側面が影響を与え合うような知能はまだ難しいような感じがした。