The NOTE

Daily thinking memorandums about business.

事業は本当に成長しているのか

事業成長の話をするときに、やはり気にすべきはどれくらいサービスや製品が世の中に受け入れられたか、それが増えているかだと思う。売れ行きは同じだが、プライシングを変えたり、売り方を変えたりして売上を増やす施策は可能かもしれない。

しかしそれは本当の事業成長なのだろうか。同じ努力で多くのお金を得ることも大事ではあるが、それはレバレッジの話であり世の中への影響が増えたわけではない。そこを勘違いしてしまうと、とりあえず売上が上がっていれば成長していると誤解が生じて、本当は危機なのに見逃したりする可能性がある。

最近メディアの規模と広告単価という掛け算についてのコメントを見かけたが、まさにその通りだと思う。広告単価の最適化だけを重視し、メディア自体の規模や質の向上を怠ればそのうちしっぺ返しが来るのは明らかだと思った。